体の上下の真ん中にあって、上半身と下半身をつないでいるのが骨盤です。体へ特別な負担をかけなくても、日々の生活を送っているだけで、知らず知らずその位置にゆがみが出てきます。

 

骨盤が「ゆがむ」あるいは「ひずむ」といっても、通常は骨盤の形自体が変化するわけではありません。その位置が本来あるべきところから、ずれてしまうことを言います。

 

骨盤はおなかの一番下を支える位置にあって、内側には大事な臓器を数多く抱え込んでいます。骨盤がずれると、当然臓器も連れられてずれることになります。

 

また、インナーマッスルと呼ばれる体の奥で姿勢を保つ筋肉も、骨盤を中心とした骨格とつながっていますので、十分な働きができなくなります。これは姿勢のゆがみにつながります。

 

骨盤がゆがむ理由はいくつかあります。

 

まず、日ごろの動作の左右の偏りです。だれしも右利き・左利きがあって、左右均等ということはまずありません。目にしろ、手にしろ、足にしろ、よく使う方とあまり使わない方があるわけです。これが積もり積もって、骨盤の位置をずらします。

 

また、運動不足や老化などで、筋肉が弱ることでもゆがみにつながります。先ほども述べたように、骨盤は筋肉を通してほかの骨格とつながっていますので、筋肉が弱ると、正しい位置を保てないのです。

 

また、女性の場合は出産がきっかけとなる場合があります。出産の時には骨盤が開くことで、赤ちゃんの通り道を作ります。通常はすぐに閉じるのですが、閉じるのが遅れたり、開いている間に悪い姿勢を続けることで、ゆがみが生じるのです。

 

いったんずれてしまうと、自然と治ることはまずありません。