ダイエットと痩身エステどっちがいい?

おなかや脚についてしまった体脂肪を見て、焦っている人はいませんか。

 

「これ以上放置できない。なにか始めないと」と考え始めた時に迷うのが、「ダイエット(食事制限)やエクササイズなど自分でできることをやる or エステサロンの痩身コースに通う」です。

 

中には、「自分での努力はさんざんやったけども、どれも効果が出る前に挫折した。痩身エステは最後の頼みの綱」という人もいるでしょう。

 

先に結論をいってしまうと、「痩身エステはたしかに効果があります。
ただし、それだけでは解決しません。食事内容を見直したり、エクササイズを採り入れたりといった自分自身での努力も必要になります」。

 

念のために言い直しておくと、「痩身エステだけでは肥満の問題は解決しない。全部を自分自身の努力で解決するか、痩身エステ+自分自身の努力で解決しないといけない」です。

 

なぜ、そう言い切れるかといえば、痩身エステのメニューでは肥満の原因までは解消しないからです。

 

目次
1.肥満する原因
2.痩身エステのケア
3.痩身エステの問題点
4.痩身エステの賢い使い方
5.切らない脂肪吸引に注意

 

1.肥満する原因

 

肥満の原因として様々なものが挙げられています。

 

食べ過ぎ、運動不足はいうまでもありません。

 

冷え性、むくみ、便秘、加齢、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、食事内容の問題、遺伝……などなどです。

 

ですが、これらは肥満の直接の原因ではありません。

 

直接の原因はオーバーカロリー(カロリーオーバー)です。「消費するカロリーよりも食事などでとったカロリーのほうが多くなる」のが最も根本にある原因です。

 

ミネラルやビタミンであれば、とり過ぎた分は尿に混じるなどして体の外に出されます。

 

一方、カロリーにはそんな仕組みはありません。とり過ぎてしまった分は確実に体脂肪として体に蓄えられてしまうのです。

 

原因として挙げられているものの多くは、「その影響で消費カロリーが減る」といったものです。これらの結果として、オーバーカロリーになり、そこから肥満になります。

 

あるいは、「あるいは特定の部位に体脂肪がつきやすい理由」程度のものです。

 

肥満を本当に解決にするには、最も根本にあるオーバーカロリーを解消する以外にはありません。

 

2.痩身エステのケア

 

多くのエステサロンで、痩身コースのメニューは、「むくみを解消するためのもの」と「脂肪を燃焼させる」「脂肪を溶かして流す」の両方が組み合わされています。

 

むくみ対策のケアの代表はリンパマッサージです。

 

皮膚の下にたまったリンパ(リンパ液)をなでさするようにして、リンパ管からリンパ節、リンパ節から静脈の中へと送り込みます。

 

リンパは体液の一種で、これには脂肪(血中脂肪)や老廃物が溶け込んでいます。皮膚の下に放置しておくと、これらが材料になって体脂肪ができてしまうのです。

 

脂肪を燃焼させたり、溶かして流すためのメニューとしては、

 

・EMS=弱い電流を筋肉に通し、それをオン・オフすることで筋肉運動を起こさせる。

 

・ラジオ波=電磁波の一種であるラジオ波を皮膚の外から当て、細胞を刺激したり、熱を発生させることで、細胞の活動を盛んにして、消費カロリーを増やす。

 

・キャビテーション=皮膚の外から超音波振動を与え、脂肪の層に気泡を発生させる。そのパワーで脂肪細胞を割る。脂肪細胞自体は壊れないけども、これで脂肪が流れ始める。

 

などが、代表的なものです。

 

たとえば、EMSの場合、それを使っている間にカロリーが消費されるだけではなく、筋肉も大きくなります。

 

そうなると、何もしていなくても、体温を保つなどのために消費エネルギーも増えます。基礎代謝がアップする、ということです。

 

3.痩身エステの問題点

 

このように、痩身エステではあの手この手で、体脂肪を減らし、肥満を退治してくれます。

 

問題は「通い終わった後はどうするのか」です。

 

いくら安くなったとはいえ、ずっと痩身コースの料金を払い続けられる人は多くないでしょう。家事や仕事に合間を見つけ、通う時間も必要です。

 

痩身エステの予定の回数が終わり、以前と同じ生活をしていると、せっかく手にした効果も、いずれなくなります。たとえば、EMSで太くなっていた筋肉もやがて元に戻ります。

 

体形も同様です。リバウンドする、ということです。オーバーカロリーにつながるものがなくなったわけではないのです。

 

4.痩身エステの賢い使い方

 

ですから、「痩身エステに通い始めた」「ケアの効果が出始めた」といって油断してはいけません。

 

エステに通いながらも、「何が元になってオーバーカロリーをしたか」を見つけ出し、それを解消しなければいけません。

 

おそらくは、それまでの普段の生活の中にその原因があったはずです。

 

この普段の生活の問題点にも、実は痩身エステは役に立ちます。

 

痩身エステで働いているエステティシャンらは、そいうったことについても情報を集めています。

 

施術台の上でリンパマッサージを受けながらでも、「食事内容はどうしたらいいか?」「効果があって、長続きさせることのできるエクササイズは?」といった質問をするようにしましょう。

 

きっと満足の行くアドバイスが返ってくるはずです。

 

「痩身エステの手を借りて、一気に肥満を解消する。それを維持するためには、自分自身で努力する」というのが、基本的な痩身エステの使い方です。

 

5.切らない脂肪吸引に注意

 

最近、切らない脂肪吸引というケアを採用する痩身エステが増えています。

 

皮膚の外から振動を与えて、その振動自体や、そこから発生する熱で脂肪細胞を壊します。あるいは、体脂肪だけが凍る温度(摂氏4度)まで冷やすことで、脂肪細胞を壊します。

 

壊れた脂肪細胞は新陳代謝により、2、3か月かけて排出されます。

 

振動を利用するものであれば、ウルトラアクセント、ライポソニックス、ウルトラキャビテーション、冷却式ものであれば、リポクライオ、ツインクライオ、クリオといった機器が使われます。

 

これらのセールスポイントは、「脂肪が溶け出すだけではなく、脂肪をため込む機能のある脂肪細胞まで破壊する。脂肪細胞は再生しないので、リバウンドもない」です。

 

ただ、この話には少し注意が必要です。リバウンドしないといえるのは、処置をした部分だけです。

 

そこには脂肪がたまらなくても、その分はよそに回ってしまいます。全身で考えると、オーバーカロリーした分は同じだけの量の体脂肪に化けてしまうのです。

 

たとえば、太ももやおなかの脂肪細胞がなければ、そこについていたはずの分は、顔や背中などについてしまいます。

 

ですから、たとえきらない脂肪吸引のケアを受けたとしても、食事内容を見直すなどの自分自身での努力が必要なことには変わりはありません。